親知らずとは
親知らずとは、前歯から数えて8番目にある、一番奥の歯です。
すべて生えると上下左右1本ずつ、合計4本になります。
一般的には20歳前後に生えることが多く、人によっては一生生えなかったり、先天的に存在しない場合もあります。
親知らずの抜歯
親知らずは、生えたら必ず抜かなければならないというわけではありませんが、以下のような場合は、抜歯をおすすめします。
歯が横向きなどで生えている
- 歯ぐきや顎の骨を圧迫して痛みを与える
- 歯を磨きにくい状態になり虫歯や歯肉炎を誘発する
反対の歯と咬み合っていない
- 上下で咬み合わせが違うと、体のバランスが崩れることがある
ポイント
これら以外にも、レントゲン等で検査しないとわからない場合があります。
当院では、歯科用CTにて撮影し、診断を行っております。
抜歯後の注意点
抜歯後は、以下の点に気をつけてください。
- 歯を抜いた後1日前後は、唾液に薄い血が混ざり、痛みが続くことがあります。しばらくたっても激しい痛みや出血が治まらない場合はご連絡ください。
- 当日は強くうがいをすると、出血が余計に止まらないことがありますので、なるべく避けてください。どうしても気持ちが悪い場合は、軽くゆすぐ程度にしてください。
- 当日は、入浴、飲酒、激しい運動は避けてください。
- 当日の食事は、固いものは避け、消化の良い食事をお取りください。また、抜歯した反対側で咬むようにしてください。
- 歯の抜けた部分は、傷口が広がり細菌が入る危険があるので、舌や手で触れないでください。
- 骨の反応で、抜歯後2日目くらいが一番腫れることが多いです。頬が腫れたときは、水で濡らしたタオルや市販の冷却シートなどで冷やしてください。氷で冷やすと余計に腫れることがあります。
- 次回は傷口を消毒しますので、必ずご来院ください。