歯磨きで血が出る方の歯周病治療

テレビ等で話題の「歯周病」とは

女性が歯磨きしている写真

歯周病とは、歯肉セメント質歯根膜および歯槽骨より構成される歯周組織に発生する病気です。
歯の周りに汚れがついたままになっていると、その汚れが原因で、これら歯周組織に炎症をおこし、破壊していきます。
最初は、無自覚で始まり、自覚症状が出る頃には進行してしまう病気ですので、早めに発見し適切に治療することがとても重要です。
歯周病の始まりは「磨き残し」からです。
歯周病は以下のように進行し、やがて歯が抜け落ちてしまします。

イラスト

歯周病と全身疾患の関係

歯周病がひどくなると、菌が全身に回り、全身疾患を引き起こす可能性があります。
最近の研究では、以下のような疾患を引き起こすことが確認されました。

心筋梗塞 冠状動脈が動脈硬化で狭くなることで発症します。
発作から数時間で死亡する場合もあります。
バージャー病 手足の末梢血管に閉塞をきたす疾患です。
肋間神経痛 背中や体の側面部分に強い痛みが発生する神経痛の一種です。
三叉神経痛 顔面の知覚神経である三叉神経に起こる神経痛です。
顔面の片側に突然鋭い痛みが起こります。
糖尿病 血糖値が病的に高い状態をさし、体中の様々な臓器に重大な傷害を及ぼす可能性がある病気です。

歯周病の症状

歯周病の怖いところは、初期の段階ではほとんど自覚症状が現れないというところです。
歯周病の症状が出始めることには、かなり歯周病が進行していて、長期間の治療が必要になる場合があります。歯周病の治療が、早期発見・早期治療が必要なのはこのためです。
それでは、歯周病の主な症状を見ていきましょう。
①〜⑦までの症状がある方は、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

1:歯ぐきからの出血

歯ぐきから出血しているイラスト

歯磨きや固いものを食べた時に、歯ぐきから出血したりするときには注意が必要です。
普通の歯磨きでは、出血することはほとんどありません。
歯ぐきから出血するということは、炎症が起こっているということを表しています。
歯ぐきからの出血があったら、できるだけ早めに歯科医院にいって調べてもらいましょう。

2:口臭が出る

口臭が出ているイラスト

突然、口臭がきつくなった場合は、歯周病の可能性があります。歯周病菌の繁殖により、強烈な臭いを発します。
口臭は、なかなか自分には分からない場合もあるので、ちょっとでも心配に思ったら歯科医院に相談しましょう。
歯周病による口臭は、きちんと根本的な治療を行わないと消えません。対処療法では治らないので注意が必要です。

3:口の中がネバネバする

口の中がネバネバしているイラスト

なんとなく、口の中がネバネバする、と感じたときには、歯周病を疑う必要があります。
歯周病菌が唾液に中に多く含まれていると、口の中がネバネバして気持ち悪いと感じることがあります。

4:歯ぐきが腫れて、赤(紫)くなった

歯ぐきが赤く腫れているイラスト

歯ぐきが腫れたり、色が赤や紫色になっている場合は、歯周病を疑う必要があります。
これは、歯周病菌が悪さをして、歯周組織に炎症を起こしている証拠です。

5:歯ぐきから膿がでる

歯ぐきから膿が出ているイラスト

歯周病の症状が進行すると、歯ぐきに膿がたまったりします。
その場合、歯科医院で膿を出してもらう必要があります。
しかし、歯周病の膿は、出しても出してもたまり続ける場合がありますので、歯周病をきちんと治療することが大事です。

6:歯がぐらぐらする

歯がグラグラしているイラスト

歯周組織に炎症が起こると、歯がぐらぐらしてきます。
指で上下左右に動かすと、明らかに歯がぐらぐら動くような場合は、かなり歯周病が進行しているサインです。
歯がぐらぐらしてしまうまでに進行した歯周病は、かなり進行した状態ですので、一刻も早く歯科医院での治療をおすすめします。
また、歯と歯の間の隙間が大きくなり、食べ物が挟まりやすくなった人も要注意です。

7:固いものを咬むと痛みが生じる

歯が揺れているイラスト

歯周病により歯周組織が炎症を起こすと弱くなり、固いものを食べると痛みが生じる場合があります。
歯周組織が歯を支えきれずに起こる痛みです。
また、痛みが生じるまでにならなくても、歯ぐきがムズ痒かったりする場合も、歯周病を疑う必要があります。

くろさわ歯科医院での歯周病治療

①初診・カウンセリング

カウンセリングしている写真

現在の症状、生活習慣をお聞きします。
生活習慣病といわれている歯周病を治療するには、患者様の日常生活(食生活、歯磨きの回数、睡眠時間など)を見直すことも重要です。

②検査

検査している写真

お口の状況を正しく検査し、治療計画を立てます。検査の内容としては
・CT撮影
・歯周ポケットの測定
・歯肉からの出血
・咬み合わせの検査 など
これらの検査結果に基づいて、治療計画を作成します。また、現状や今後の予定など十分に説明し、ここから歯周病の治療が始まります。

③歯磨き指導

歯磨き指導している写真

患者様の現在の歯磨き方法を見直し、歯科衛生士が最適な歯磨きをアドバイスします。
正しい歯磨きの方法を身につけ、ご自宅でのメインテナンスを強化していただきます。
歯周病治療は、医院での専門的治療と患者様ご自身による口腔ケアがとても重要です。

④治療

◆スケーリング
歯肉縁上(歯の表面に見える部分)にある歯石を除去します。歯磨きのチェックも行い適正に行なわれていない時は再度、歯磨き指導・練習を行います。

◆スケーリング・ルートプレーニング
歯肉縁下(歯ぐきに隠れて見えない部分)に歯石があるため症状が改善されない場合、この歯肉縁下歯石を除去します。状態によって局所麻酔が必要になります。

◆歯周外科処置
基本的な治療を行っても、改善しにくい部位や健康でお手入れしやすい歯ぐきの獲得のために、ポケットの除去、歯ぐきの移植などをおこないます。

⑤再検査

再度お口の状態を検査します。
経過が良好であれば、メインテナンスに移行します。

⑥メインテナンス

メインテナンス

歯科衛生士による定期メインテナンスを行います。
歯周病治療後、継続的に定期検診やクリーニングを行い、良好なお口の状態を維持していきます。
歯周病の再発・悪化防止には、定期的なメインテナンスとご自身での正しいブラッシングが重要です。


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