こんにちは、歯科衛生士の樽です。
日中は暖かい日も増え、過ごしやすくなってきましたね。
かと思えば夕方になるとぐっと気温が下がったり…
寒暖差で体調を崩さないように気をつけましょう!
さて、タイトルにもあるように今回はブラッシングの方法についてお話をしたいと思います。
歯周病の予防や虫歯予防等、皆さん色々な事を意識して歯磨きをしていただいていると思いますが、ブラッシング(歯ブラシの動かし方)にも様々な種類があるのをご存知ですか?
今回は比較的使用頻度の高い3つの磨き方をご紹介しようと思います!
まず1つ目は “スクラビング法”
・軽度歯肉炎〜良好な歯肉を維持している
・歯列不正
・歯肉が下がってきている
・知覚過敏
の方におすすめの磨き方になります。
歯ブラシの毛先を歯面に直角に当て、軽く歯肉にも触れるように細かく振動をさせます。
2つ目は “バス法”
・歯肉が腫れて出血がある
・痛みがある
・歯周ポケットが深い
上記に当てはまる方におすすめの磨き方です。
毛先は歯肉に向かって斜め45度の位置で当て、歯周ポケットに毛先を入れ込み細かく振動させます。ブラッシングの力が強すぎると歯や歯肉が傷ついてしまうので注意です!
3つ目は “1歯ずつの縦磨き法”
・歯列不正
・歯と歯の隙間が空いている
・軽度歯肉炎
の方におすすめの磨き方です。
歯面を縦に3分割し、それぞれの面を一つずつ磨いていく方法。
歯ブラシを縦にし、歯と並行になるように上下に細かく動かします。
普段皆さんが使用しているブラッシング法はこの中に含まれていましたか?
今回は3つご紹介しましたが、歯磨きの方法はこの他にもまだまだ沢山種類があります!
くろさわ歯科医院では歯ブラシの大きさや硬さ、口腔内に合ったブラッシング方法のご提案をしています。
もちろん歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシ、歯磨剤等についてもご紹介させていただいています。
面倒なケアもあると思いますが健康に過ごしていく為、一緒に頑張りましょう!
定期検診の時だけではなく、普段の治療の合間にもご紹介させていただいているのでぜひ声をかけてみてください♪
診療時間はこちらになります。
午前診療時間9:30~13:00 (最終受付 12:30)
午後診療時間14:30~19:00(最終受付18:30)
休診日 日曜 祝日
お家でのケアを大切にして良い口腔環境を保ちましょう!
歯科衛生士 樽
歯周病とは
細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
https://www.jacp.net/perio/about/