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お口の悩みに合わせた歯磨剤の選び方

お口の悩みに合わせた歯磨剤の選び方

こんにちは、歯科衛生士の中田です。

今回は日常生活で取り入れることのできる歯磨剤(歯磨き粉)について紹介していきます。
たくさん種類があるけど何を選べばいいんだろう?なんとなくドラッグストアで買ったものを使ってるよ!といった方も多いのではないでしょうか?

○むし歯が気になる方に

むし歯は口の中に存在する原因菌が歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って作られた酸が歯を溶かし穴が開いてしまう病気です。
表のイラスト
(公益財団法人ライオン歯科衛生研究所から抜粋)
この図から、歯磨剤を使う事により効率的に歯垢を除去できる=むし歯予防に繋がることが分かりますね。
歯磨剤には歯垢を除去する清掃剤(研磨剤)や殺菌作用のある成分(IPMPや CPCなど)が含まれています。
それに加えて歯の再石灰化を促す、歯を強くする成分のフッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウムが高濃度で含まれているものは、より高いむし歯予防効果が期待できます。
☆むし歯予防にはコンクールジェルコートFがおすすめ!
コンクールジェルコートFの写真
950ppmのフッ化ナトリウムが配合されています。ジェルタイプなのでうがいをしてもフッ素がお口の中に留まりやすく、発泡剤不使用のためじっくり長く歯磨きができます!
清掃剤(研磨剤)無配合で歯ぐきが痩せている方も安心して使用できます。電動歯ブラシと併用するのも◎
ただし着色しやすいので清掃剤が配合された歯磨剤もたまに使うことをお勧めします。

○歯周病が気になる方に

歯周病は歯と歯ぐきの間に細菌が停滞し歯ぐきが炎症を起こし腫れたり出血してしまう歯肉炎、更に進行すると骨が溶けて歯がグラついたり膿が出たりする歯周炎をまとめたものです。
歯周病のイラスト
歯周病の原因となる複数の細菌が集まって構成されたものがバイオフィルム(プラーク)で、このバイオフィルムに浸透して殺菌する作用のあるものがIPMP(イソプロピルメチルフェノール)です。
☆歯周病ケアにはIPMPが配合されているDENT.システマ SP-Tジェルがおすすめ!
DENT.システマ SP-Tジェルの写真
更に歯ぐきの血行を促進し免疫力低下を防ぐ効果のあるビタミンEや、フッ化ナトリウムも1450ppm含まれておりむし歯予防にも!
発泡剤や研磨剤は無配合。
ジェルタイプなのでうがいをしてもフッ素がお口の中に留まりやすく非常におすすめです。
(6歳以下のお子様には1000ppm未満のフッ素濃度の歯磨剤を使用してください)

○着色(ステイン)が気になる方に

飲食物に含まれる色素やタバコに含まれるニコチン、タールなどが歯についてしまう外因性の着色には研磨剤(清掃剤)が配合された歯磨剤を使用することをおすすめします。
☆ステインの沈着予防にはブリリアントモアがおすすめ!
ブリリアントモアの写真
清掃助剤であるピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムが歯とステインの間に浸透し浮き上がらせます。
無水ケイ酸Aという清掃剤(研磨剤)が含まれています。
患者様やスタッフ人気も高く、本当に着色しにくくなった!とのお声もいただきます。
研磨剤は歯を傷つけてしまうのでは?と不安になるかもしれませんが、使用する際のブラッシングの仕方に気をつければ極端に傷つける心配はありません。
ただし歯ぐきが痩せている方や知覚過敏の症状のある方で着色が気になる方はステイン予防の歯磨剤は2,3日に1度使用するようにしましょう。
(ブラッシングの仕方はスタッフに聞いてみてください!
患者様に合わせた磨き方をお伝えいたします。)
歯磨剤の写真
先ほど紹介した歯磨き粉は全て医院で販売しています!
気になる方は是非スタッフにお声掛けください☆
いかがでしたか?
このブログを読んで歯磨剤選びの参考になればと思います!
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総合的なお口の悩み事、些細なご相談でもお待ちしております。くろさわ歯科医院 歯科衛生士 中田 紗織


歯磨き剤とは
歯みがき剤は、歯ブラシと一緒に用いて歯口清掃効果を高めるためのものです。歯口清掃効果だけでなく、むし歯や歯周病の予防・抑制、口臭除去などの効果のある薬用成分を配合している歯みがき剤(医薬部外品)が90%以上あります。
https://www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/tool/02.htm
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