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インプラントのご相談

サージカルテンプレート

みなさんこんにちは

歯科医師の前田です。

今回、私からは「インプラント治療の最前線」についてみなさまにお伝えしたいと考えております。

現在のインプラント治療の安全性は一昔前と比較して飛躍的に向上しております。

その理由として
「三次元的画像(CT)撮影が可能になり各個人個人のインプラント埋入相当部の解剖学的形態をより把握しやすくなったこと」

「インプラント治療自体の研究が進み、より安全性の高いインプラント体(フィクスチャー)が開発されて、インプラント埋入の術式の確立されていること」

「骨量の少ない難症例に関してはサージカルテンプレートと呼ばれるインプラント埋入のガイドを利用してより的確に埋入できるようになったこと」が挙げられます。

あまり聞きなれないカタカナ用語ではありますが、この「サージカルテンプレート」についてインプラントの最新治療をお話して参ります。

こちらの画像は文献の画像を掲載しておりますが
この患者様の場合、右下6、右下7の相当部にあたるインプラント治療において「サージカルテンプレート」を利用して埋入を御希望された患者様です。

インプラント

患者様には あらかじめ、現在のお口の中の状態を把握するため型とりを最初にさせてもらうことで

『患者様のお口の中の状態を再現した模型』を用意します。

さらに『患者様のお口の中の状態を再現した模型』を用いて

『右下6、7に相当する部分に最終的なインプラントの被せものを想定した模型』を作成し、その模型を専用の機械を使って3Dスキャニングします。

インプラントの被せものを想定した模型

インプラント埋入予定相当部のCT画像

またこの際に患者様のCTも撮影させてもらい、インプラント埋入予定相当部のCT画像を用意します。

この『右下6、7に相当する部分に最終的なインプラントの被せものを想定した模型のスキャニング画像』と『患者様本人のCT画像』をドッキング(=整合性を合わせて重ね合わせる)させてコンピューター上で埋入のシミュレーションを設定します。

CT画像とスキャニング画像

シミュレーション

コンピューター上の埋入シミュレーションによって「サージカルテンプレート」の外形が作成できました。

サージカルテンプレート

実際のオペではこのサージカルテンプレートを口腔内に設置し、インプラントを埋入します。

インプラントオペ

インプラントオペ

従来のフリーハンドの治療に比べてデジタルテクノロジーを駆使してより再現性の高い医療を確立することが可能になってきております。

私の方でもこのサージカルテンプレートを用いて難症例の治療をさせて頂きましたが、いずれも治療効果は抜群によかったです。ぜひ、インプラント治療を希望されているが怖くて一歩踏み出せない方や、インプラント治療により高い精度を求められる患者様がいらっしゃいましたらぜひお話ください。私たちスタッフ一同患者様の身体だけでなく、心のサポートにも全力で徹して参ります。

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