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口の中のネバネバの原因と対処法

口の中のネバネバの原因と対処法

寝起きの男性の写真

お口の中がネバネバするのは、とても気持ちの悪いものですよね。朝起きた時は誰しもがお口の中のネバつきが気になるものですが、日中もその症状に悩まされている人は注意が必要です。そこには何らかの異常が生じている可能性が高いからです。ここではそんな口の中のネバネバの原因や対処法、予防策についてわかりやすく解説します。

口の中のネバネバの原因

お口の中のネバネバは、主に次の2つが原因となって生じます。

細菌の繁殖

台所のシンクのお掃除を怠っていると、表面がネバネバしてきます。これはシンクに細菌が繁殖しているからです。細菌たちが集まり、コロニーを形成することでネバネバとしたヌメリを作り出すのです。これと同じ現象がお口の中でも起こります。具体的には、虫歯や歯周病菌、真菌などが増殖することでネバネバを生じさせるのです。

唾液分泌量の減少

唾液の分泌量が減少すると、お口の中がネバネバしてきます。緊張したり、何かに集中していたりすると、お口の中がネバネバしますよね。あれはお口の中をサラサラにする唾液が減少しているからです。何らかの病気で唾液分泌が低下したり、唾液のサラサラした成分が加齢によって減少したりするとお口のネバネバが強くなります。

対処法

お口がネバネバしたら、次の方法で対処しましょう。

細菌を取り除く

歯磨きやうがいをすることで、お口の中の細菌の数を減らすことができます。その結果、お口の中のネバネバも解消することが可能です。

唾液の分泌を促す

加齢によって唾液の分泌が低下している場合は、マッサージをすることで唾液分泌を促すことができます。耳の下にある耳下腺や顎のエラの裏側にある顎下腺をやさしくマッサージしましょう。後ろから前に向かって円を描くようにゆっくり指を動かすことで、唾液腺を刺激することができます。

予防策

お口のネバネバは、次に挙げる方法を実践することで予防することが可能です。

食べたら歯を磨く

食後は、細菌の活動が活発化します。お口の中に残った食べかすをエサに、細菌が繁殖するからです。当然、お口のネバネバも強まりますので、食べたら歯を磨く習慣を身に付けましょう。歯ブラシによるブラッシングだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスも活用することで、ネバネバが生じにくい衛生的な口腔環境を確立することができます。

洗口剤を活用する

歯磨きをした後や歯磨きできない時に洗口剤を活用することで、よりネバネバを予防しやすくなります。洗口剤には、細菌を洗い流す作用だけではなく、細菌の繁殖を抑える効果も期待できます。

よく噛んで食べる

食事の時によく噛むと、唾液の分泌が促進されます。食事以外の時には、キシリトールガムを噛むのがおすすめです。唾液がたくさん出るようになりますし、キシリトールが虫歯予防に貢献してくれます。

ストレスをため込まない

ストレスは唾液分泌を低下させます。日々の生活の中でストレスを一切受けないということは不可能ですよね。誰しも学校や職場などでストレスを受けるものです。ただ、受けたストレスをため込まなければ、お口のネバネバや体の異常を引き起こすリスクも低くなります。睡眠時間をしっかりとり、休日は趣味の時間に費やすなどして上手にストレスをコントロールしましょう。

喫煙習慣を改める

タバコは、お口の健康を著しく害します。お口の乾燥を招き、細菌の繁殖を流すと同時に、お口のネバネバや虫歯、歯周病といったお口の病気も引き起こします。発がん性も確認されていますので、喫煙習慣のある方はできるだけ改めた方が良いといえます。

【まとめ】

このように、お口のネバネバは細菌の繁殖と唾液分泌の低下という2つの原因によって引き起こされます。お口のネバネバから解放されるためには、この2つの要因を上手に管理することが大切です。上述した対処法や予防法を参考にして、お口の中を健康な状態に保ちましょう。

  • -この記事を監修した歯科医-

    くろさわ歯科医院 副院長 前田 昌孝

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